救われる事の意味

コラム
2021.06.11

得度をしてからの自分とは一体何の為への僧への道であるのでしょうか?

来年2022年で浄土真宗の開祖として仏教界ではお馴染みである親鸞聖人が広めてから850年の歳月が経ち、今もなお我々の社会の一部に溶け込んで歴史に刻まれているのです。

京都の駅前にある東本願寺と西本願寺は特に観光地として諸外国からの訪問めあり、また日本全土に浄土真宗の派がありながらも日本人の心の拠り所として今もなお広まり続けているのです。

親鸞聖人は浄土宗の開祖とされる法然上人の元に付き、共に全国の救いを求める衆生の為に阿弥陀様の本願を説いたのでした。

これは仏教がインドからお釈迦様が悟りを開き、今から約2500年前、仏教が誕生してから長い歳月をかけて日本に漢訳されたものが伝来してきた事から、日本人特有の感性と知性により文化として根強く今に至っていりのです。

これからの仏教の在り方を皆さんはどのように捉えていくのでしょうか?

単なる葬儀屋の延長線上での活躍だけが本来あるべき仏教の姿ではなく、我々の心(悩み、不安など)を救ってくれることが、本来あるべき仏教の教えなのです。

その場の都合の良い困ったときだけの信仰対象ではないのです。

常に仏様の御慈悲を受けながらいることで、不安や悲しみからすぐにでも救ってくれる我々の想念から生み出されるものを全て受け止めてくれる、心にいつも寄り添ってくれる存在なのです。

具現化すればお寺参りなど行くことで、各宗派の仏像が信仰となり、本殿は全て極楽浄土への姿を表したものであるのです。

目には見えない仏様のお姿を寺院などがそれを表現して我々の心を魅了するくらい素晴らしい世界であると言いたいのです。

我々は常に毎日の生活で対人とのストレスを受け、我慢しながら生きているのですが、人間の心も誰かに助けてもらいたい願望は、総理大臣や知事、市長や医者や教師などの方々もまたストレスや悩みなどあり、肩書きを外してしまえば全て同じ人間であることは変わりないのです。

人間が勝手に作り上げたたものに我々は翻弄されてしまい、一部の有力者の力によって経済や社会が湾曲されてしまい、末端となる者達が結局のしわ寄せ対象になってしまう結果、今のような政治や経済、所得、非正規雇用、失業、生活困窮者、更には自殺など最悪の結果を招いてしまうのです。

この実情から我々が救われる為には一体どのように幸せを見出していけば良いのでしょうか?

誰かに心だけでもすがる場所、心の拠り所だけでもあればいくら現実が厳しくても必ず仏様が助けてくれると信じるだけで、その想念が現実を引きつけるものとなり、毎日が幸せに暮らせるものと認識できるのです。

例えば、願いとして将来はプロ野球選手になりたいと強く願って日々努力した結果、実現してプロの世界で活躍したことも然り、もっと身近に言えば来月必ず旅行に行きたいと強く願うことでそれに伴う、行動に移して結果を得るのと同じことなのです。

しかし、仏様への願いが現実に叶うと言う意味は違う意味合いになるのです。

仏様の慈悲により、辛い毎日でも常に仏様は心にいらっしゃる、寄り添ってくれているとの認識とするのです。

願って行動に移した結果が3次元世界の在り方ですが、仏様への願いは常に私の心の中でずっと居続けてくれて、毎日の辛いこと悲しいことも全てお救いになってくれる、既に自身が仏様への信仰に心を向けることにより、既に具現化された結果である意味なのです。

だからこそ常に仏様への感謝と未来の不安を拭ってくれる心強い存在だと認識し、また肉体が滅びても意識だけは残り続けていれば、仏様への想念が自分の意識を具現化させて、極楽浄土への道を開いてくれるのです。

全てを委ねることこそ本来の仏教がある為のルーツとして理解しなければならないのです。

世界各国には様々な文化から派生した宗教が存在しており、どの国も心の救いを求めていることは世界共通なのです。

だから我々もこの未来の見えない日本社会から新たな境地に精神を転嫁させる時が来たと捉えて、改めて仏教の意味を考え、また仏教が何故日本古来の我々の社会に馴染んでいたかを理解して、新たな生活の考え方の見直しを図るべき時期であると理解できるのです。

よって得度後の取り組みとして心の衆生救済を行い少しでも悲しみや不安から逃れられない世界から仏様からの御慈悲によって必ず心が救われるようにお伝えできればと考えるのです。

既にこの文章を読んだことにより、仏教への関心を持っていただいた事で、仏様からの救いを得るきっかけとなっている訳なのです。

そして、既に救われたものであると理解できるのです。

何らかの状況からこのツールに至ったのであればそれは我々が気付きやきっかけを仏様からの御慈悲として給うことが出来たと解釈できるのです。

今後、全ての方々の心が救われる事を祈っております。

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