エゴイズムは悲しみを生む

コラム
2021.07.10

悩みや今置かれた状況は全て自分が作ったきた結果として受け止めなければならないのです。

確かにコロナ禍によって生活が困窮してしまい、食費や維持費など日常に必要な経費すらままならない状況に対して怒りや恨みなどの感情を周りに対して発してしまう心は世界中に溢れているのです。

しかし、これは世界には70億人の人がそれぞれの業(今まで犯してきたこと)が巡り巡り自身に返ってきた事を意味しており、コロナ禍によって生命を亡くされた方や重病に陥っている方、またその取り巻く家族や親族などの悲しみに波及して、生命の意味を我々に天は教えているとしているのです。

これは突き放した表現では無く、天(次元の高い世界にいる人)は三次元を創造した時点から、我々の無知な魂に対して身体を与えることにより、生まれてくる苦しみ、病気になる悲しみ、衰えていく悲しみ、死に直面した際に沸き起こる悲しみを誰もに平等に与え、感情の変化を促し、魂を次元上昇させ、愛念を覚えるようこの世に存在してきたと考えなければならないのです。

偶然に生まれたなどあり得ない存在なのです。

コロナ禍によって新しい意識が芽生え、新たな時代に変化させることを意味しており、今までの価値観では通用しない世界へと変化してくるのです。

コロナが世界に蔓延した理由を仏教から見ていけば、それは我々が行ってきた日常の行動の結果が反映されたもの、巡り巡ってきた行為の因果となっているのです。

SDGsも国連が首謀とする世界的共通したエコロジーな世界を目指す行動はまさにこれから最も必要な取り組みでもあり、我々が今まで物質至上主義によって地球に対して犠牲にしてきたもの(森林伐採、原子力、二酸化炭素排出、廃棄物処理など)が地球に与えた業として今、我々に跳ね返ってきたことから改めなければならないこれからのライフスタイルや他人に対する労りの心を持つ事を意味しているのです。

毎日悲惨な事件や事故など世界中に溢れており、己の欲求を満たそうとする下衆な意識が平和的秩序を目指すことすら理解できないエゴイズムに染まった人間が世界を支配するような意識が先行してしまっているのです。

何と虚しい行為なのでしょうか…

いずれ我々は何も持たずして天に帰るのにも関わらず、目先に囚われて、われ先にと全ての物を所有して、地位や名誉も手に入れる事を前提とした自分だけの為の押し付けを他者に行っているのです。

智慧の無い行為だと理解出来ないでいるのです。

先人も上記の行為は理解しており、既に仏教がお釈迦様によって広められてきた背景にも、今回のコロナウイルスと比例した時代世相があった事から、全ての人々に真の幸福を得る為の人間としての行為を教えてきたのです。

他人を陥れたり、他人を騙したり、奪ったりと刹那的であるにも関わらずエゴイズムや社会主義と言ったような権力を武器にした愚かな者たちが地球支配と言った行為をして奪い争っているのです。

無駄な行為とは自分のエゴ、他人を犠牲にして得るものであり、必ず自身のエゴは巡り巡って帰ってくる意味を理解して自分のエゴを発動させなければならないと理解して生きなければならないのです。

他人に対して平和的措置を図り、世界がコロナによって疲弊している事は誰もが理解できる範疇として、調和の姿勢が求められるのです。

新たな時代を知るならば、あえて自分の行為を鑑みるところから始めなければならないのです。

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