オリンピック開催式の意図を知る

コラム
2021.07.23

物事はとんとん拍子に進む事があるかと思いますが、単なる偶然の重なりでは無く、何らかのお導きによって作用することを意味しているのです。

物事が良い方向に向かう場合と物事の結果が悪い方向に進む事もまた何らかの作用によってのお導きであるのです。

良い方向に作用するもしくはとんとん拍子に運ぶ時は同じベクトルを持った者たちの意識が同じ方向に向いた状態となり、あれよあれよと背中を押されるかの様に進展していく力となるのです。

反対に悪い方向に向かう場合には、自身の悪意が根底にあり、自分だけの利益だけにしか考えていない利己主義に陥った潜在的な意識からなる言動が、欺く意識となり他人が良い方向に向かおうとする際に、善なる気持ちを逆手に取り反りの合わない結果となるのです。

そして、歪みが生じて善なる行動と相反する者が結果、目的があからさまに表面化して事態が悪化すると言った具合になるのです。

これは政府の対応などにも言える事で、オリンピック開催を目的とした政府の思惑が、ワクチン供給を盾に国民の納得を求めたのです。

当然、国民は反対派が大多数の中で開催を納得させるなど到底無理な問題をワクチンを開催までに全員接種と煽り、否応無しに賛成意見として認識させてきた事から結局、接種予約も中止となりワクチン供給不足が表面化したのです。

更にワクチン供給は当初から不足だと認識していたとして酷く国民の心を裏切る行為となったのです。

本日はオリンピック開会式ですが、世界的に見てもコロナウイルスで今も世界の何処かで苦しんでおられる方々や今日も何処で生命を亡くして悲しんでいる近親者たちの気持ちを察するならば、オリンピック開催は中止すべき判断であると理解が出来るのです。

違う国での開催であっても、今のパンデミックから推測しても人間の倫理観から見れば当然、中止もしくは延期が妥当な判断であるのです。

仮に開催をするにあっても当初から無観客での開催を公表しておくべきであったのです。

世論の声から判断が二転三転して結局、無観客での試合で国民を納得させてきたのです。

もちろん4年間かけて体力調整してきたアスリートの気持ちを察すれば開催を後押しすべきであると思いますが、一連の政府の対応が裏切る結果として国民に映ってしまったのです。

これは批判ではなく、目的を達成するためには裏切る行為も非情な方法であっても人道的な意味を持って考えれば判断としては中止が望ましいものではないかと結論付けてしまうのです。

世界の国々も本日の開会式は注目してテレビやネットなどから視聴するかとは思いますが、粛々と今後の試合は粛々と行って頂き、悲しみの中にある世界パンデミックからの開催式として慎み、追悼の意を持って試合の開催を見守っていきたいと思うのです。

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