自惚れを知り自己成長に変える

コラム
2021.08.24

最近、テレビやネットニュースなどで良く話題となっている自惚れる文化人や芸能人、政治家などを非常によく見かける。

特に人権を無視したような発言が炎上して話題となっているのであるが、そのニュースの内容を読んでいても人間としての自惚れが非常に強いのがわかる。

自惚れを辞書で調べてみても、自惚れとは「自分自身に惚れる」という漢字の通り、「実際の能力・姿以上に自分が優れているとおごり高ぶる」という状態のこと。また、このように思い込んでいる人のことを「自惚れ屋」と揶揄(やゆ)することもありますと明記されているのである。

共通して社会的立場の高い方が支持されて、一定の役職や名誉や地位の確立を成し遂げた方に多く見られるのである。

人権侵害を平気でコメントする者や自身の立場が社会的に認められた役人などの失言が非常に際立っているのです。

人はすぐに己の実力が恰も全て許される存在であると誤認してしまうのである。

特に何らかの立場で収入を得ている人物に良く見かける傾向なのです。

失言を招く要因は自惚れとしか言いようが無く、自身の存在自体が人々から受け入れられているのだと勘違いしているのです。

メンタリストDAIGO氏、元雨上がり決死隊の宮迫氏、政治家では名古屋市長の川村氏など炎上しているのも全て自惚れた発言から世間を騒がせているのである。

普通に考えても人権を守る事は同じ日本人同士であるにも関わらず差別発言を繰り返す事は非常に倫理観に欠けたものであり、世界の人権問題としてアメリカの警察が黒人を殺害した差別的対応も同じ意味を持つのである。

自分が如何に優れていたとしてもそれは一分野に長けた事が社会的認められただけであって、その実力が人間性に長けているとは全く別問題であるのです。

それを理解出来ずに多くの方は失言を繰り返して、我々からバッシングを喰らう訳なのです。

人間としての倫理観を兼ね備えながら社会に貢献出来てこそ、本当の人間としての人格が認められる証拠となるのです。

また役人も然り、税金によって安定した生活を得ているので、このコロナによって生活が困窮した方々への配慮が余りにも欠如した対応が露わに浮かび上がっているのです。

実際に、我々はコロナによって毎日切迫した生活を余儀なく強いられており、生活苦から自殺に至るところまで追い込まれている実態を十分に把握、及び理解をしていないのであります。

現に我々は今まで当たり前であった生活があるからこその納税義務を果たしており、その税金から全国の自治体の経費を賄っている訳なのです。

その状況すら理解していない役人や社会的に認められた方々は浮き足だって物事を主観的にしか見る事ができない愚かな存在だと思う事が出来ないのである。

人の気持ちになって考える力を持ち、人の痛みを知ることこそ、本来あるべき人間の姿だとして理解しなければならないのです。

人間とは魂を極めるために肉体を持って生まれてきた訳であり、人間力を高める意味を知り、道徳心を養っていくことこそ本当の人間として完全するのです。

完全してこそ人間として賞賛されるべき地点であるのです。

人の痛みこそ自分の痛みだと知るべきのです。

全ては大いなる大地から生まれてきた我々が行き着く先には人間としての優しさや労りが必要であると考えなければならないのです。

単なるマスターベーションで自身の立場で人を傷つけてはならない事を十二分に心得なければならないのです。

いつか世界が争う事や平和を誰もが望む社会であるように願っています。

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