行き着く先の世界

コラム
2021.09.07

人間には最低限必要な生き抜く為の欲求が必要となり、三大欲としてある睡眠欲、食欲、性欲とあり、この三つの欲望は人類が存命する為に人間の体に刷り込まれた絶対に外す事が出来ない欲望本能が植え付けられているのです。

しかし、その他の欲求に関しては全て雑念から来た欲望であり、仏教で言う108つの煩悩に該当するのです。

人間は高みを目指して他人よりも良い物や良い地位、良い環境などを目指す事で自身の承認欲求を満たそうとするのですが、経済的な資本主義では当然求めるべき世界観であるのですが、仏教的な見解としては単なる煩悩でしかないのです。

煩悩を解脱して初めて人間は人間で無くなり、5次元世界の住人として生きることができるのです。

次元上昇が本来人間が誕生した目的であり、三次元世界はリアルに人間の欲望が交錯した世界を体現しなければならないのです。

そこには喜怒哀楽が毎日のように入り混じる世界があり、人間の肉体から得る悲しみや、苦しみ、時には楽しみや快楽を交錯させていき、人間の生きる感情を魂に焼き付けて、また天に帰る事を強いられるのです。

何故、その様な事をしなければならないか?と言う疑念に駆られる訳ですが、その訳は魂が幼いからなのです。

様々な経験を強いる事で人は強くなり、他人の痛みを知る事で自身の成長を促さなければ、肉体の無い世界にいても一向に魂の成長に繋がらないからなのです。

肉体の無い魂だけの世界では自身の成長が出来ない訳であり、肉体を通じた体現により、魂は更に高い魂の上昇を得る事ができるのです。

魂が成長するために何十億年もかけて地球を創造して猿とアヌンナキのDNAを結合したのも、神仕組みであり、これこそ神が魂の成長を図る為に必要な土壌作りを企てた訳なのです。

魂だけの世界では時間や空間の概念が無く、過去も未来も無い世界が繰り広げられているのです。

よって宇宙が誕生して数十億年と言う途方も無い時間など刹那的であり、目的達成の為に必要とされた時間の概念だけにすぎないのです。

その為の肉体生存の為の三大欲が人間の繁栄を司る起因となり、魂の土壌を欠損させない為に人間に植え付けた最低限必要な欲求なのです。

その中でも男女が関係するものとして必要である、互いを労りながら助けながら一生を共にしなければならない欲求こそ性欲なのです。

睡眠欲と食欲だけは自身で処理できるが、性欲だけは他者との関係性が問われ、愛念と言うべき心の状態を互いに交錯させながら、他人の人生を全て受け止めなければならない成立型欲求となるのです。

成立型欲求は自身だけの考え方だけでは到底処理出来るものでは無く、互いに関係性を上手くコントロールしなければならないのです。

ワンマンが出来ない関係性を必要とするものであり、一番難しいとも取れるのです。

しかし、愛念は異性を好きになる純粋無垢な状態から始まるので、互いに惹かれる事は自然であり、自然界の法則である事から、必要な役割に値する行為として三大欲に組み込まれているのです。

いつしか男女も無く、陰陽も無い世界が訪れる時こそ我々が肉体を持った意味を凌駕して、弥勒の世界に到達する事が天が目的とする最終形であると認識しなければならないのです。

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