肉体を持つ事の意味

何故、人は肉体を持たなければならないのでしょうか?
肉体を持つことは大変なのです。
肉体を持つ事で自分の考えを身体を通して表現しなければならないからなのです。
声を使って相手に自分の意思を伝えることや、手足を使って表現することや、味覚から得る食材や料理の表現だったり、感触から得る柔らかさや硬さなど様々な肉体から繰り出される表現が三次元世界にはあるのです。
生、病、老、死の道を辿る我々はこの刹那に見出す人生の意味を考えさせられる時間が用意されているのです。
三次元世界は非常に上手く出来ており、必ず陰陽が成立した世界が繰り広げられているのです。
男女、雄蕊雌蕊、昼夜、暑い冷たい、北と南、西と東、S極N極などなど、何らかの対比が必ず発生しているのです。
そこに生きる事への互いの能力や特性を補い合いながら生きていく必要があると言うことはまさに、自然界の摂理に基づく生き方であるのです。
我々は本来肉体を持たない存在として生き続けており、一時的に肉体を借りて自身の感覚や捉え方を変化させていく為に転生しているのです。
その肉体の殻をどのようにして駆使して生きるかの判断は自身に委ねられており、人生が辛いから、人を恨んだ人生だとかの捉え方では生まれてきた意味が無いのです。
ガンダムのようにモビルスーツが地球に転生する際に肉体として用意されているようなものなのです。
しかし、そのモビルスーツに搭乗する際にはそのモビルスーツの性能を熟知した戦闘員が必要になるのです。
その戦闘員こそ我々の魂であり、魂に見合うような肉体を持たされるのです。
女優演技が上手だからその肉体を用意される魂であったり、理系好きな知性を持つ肉体であったり、様々な肉体を用意されており、自分が選択できるのは当然、徳を重ねた魂が優先的に良い環境を得られた場所、両親に生まれてくると言った具合なのです。
悲惨な環境に生まれた魂を成長させなければならないのは、気付きを与える為であり、その環境下から自身を奮い立たせ自分の今までの考え方や生き方を見直し、人の為に生きる人生を知らせる経験を与える土壌として肉体を判別するのです。
だから自分の人生を悲観視せずにどんな辛い状況であってもしょげずに前向きな考えを持つ事が基本的な肉体の活かし方となるのです。
パラリンピックがあるように必死になって、自身の劣等感すら微塵も出さない勇気ある姿こそ、地球上で存在する意義があると理解できるのです。
肉体は自身の魂の成長にある訳で、自身の人生をより良くする為への因果関係でもあるのです。
どうかこの意味を十分に理解していただき、自己の成長に繋げて頂けたら幸いです。