知恵の共有こそ智慧の原型

コラム
2021.09.20

人生とは教え合いの世界であり、誰かが何かを発見すれば、その解決した問題や疑問点に対しての答えを我々に教えてくれているのです。

しかし、また逆も然りで我々も新たな発見などがあれば世に対して発信しているのです。

この世が便利になったのも全て人智によって見出されてきた産物が今の我々の生活に安心、安らぎを与えているのです。

人が探究した物事が世界的にも評価されるなどノーベル賞など賞賛を受ける事の意味を指しているのです。

ノーベル賞が絶対では無く、我々の日常に便利や安全や安心を皆さんで共有できる世界であればあるほど、世界平和に繋がり生きる希望と変わるのです。

また、新たな発見はこれから後世の者達の知恵となり、新たな時代創出へと繋がると言えるのです。

知恵が知恵を超えていき、今まで以上の人間の仕組みを変えていき、カスタマイズされた我々の生活以上に考え方、いわゆる智慧が生み出されてくるようになり、全ての生命の誕生の意味として悟りの境地に行き着くのです。

悟りを難しく考えるのでは無く、悟りに至るまでの試練に隠された智慧の原型があるのです。

日常の捉え方次第なのです。

辛い事を辛いと受け止めるのでは無く、辛い事があったとしても向き合う姿勢と知恵が必要であり、一時的な試練としていつか解決へと導かれるものと考えるべきなのです。

人生には幾度の試練が待ち受けており、その試練が肥やしとなり自身の人格や品格に繋がるのです。

最終的に目指す境地が悟りとなる訳であり、六道輪廻を繰り返す必要の無い、自分を磨き上げる必要があるのです。

よって冒頭にあった、他人への知恵の共有こそ、全ての人々が1人の知恵の発見により得た、有り難い産物からの智慧を会得する事になるのです。

有り難いものとは物や施しを受けるのでは無く、知恵を共有することにより、得る智慧なのです。

知恵を得てもなお、智慧を得ると言った二重の教えがあるのです。

全ては新たな時代へと人間が進化していく様を物語っているのです。

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