智慧を持つ事の意味を知る
コラム

2021.09.29
智慧を持つと言うことは何を意味しているのでしょうか?
智慧を辞書で調べてみれば以下の内容となります。
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1 物事の道理を判断し処理していく心の働き。物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力。「―を借りる」「生活の―」
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2 (智慧)仏語。相対世界に向かう働きの智と、悟りを導く精神作用の慧。物事をありのままに把握し、真理を見極める認識力。
仏教での智慧としての考えに至るのであれば、2の智慧の意味を指しており、真理をしる事への認識力を持つ事が必要であるのです。
物事への考えが日常の規範性にしか判断が出来ずにいる智慧の無さから自身の精神的成長に至らずにいるさまを表しているのです。
道理知り、真理を知ることこそ悟りの意味を理解出来るのです。
物事への咀嚼力が必要となるのですが、経験の薄い人生では自己判断材料の範囲が小さく乏しいと智慧を知るきっかけつまり客観的視点から観る力が乏しい事になり、目先へのこだわりが強く影響してしまい、強情や執着といったような屈折した性格の持ち主になってしまうのです。
非常に悲しい存在価値として囚われている自分に気付けないのが非常に虚しく写ってしまうのです。
その虚しく写っている自分に気付けない智慧の無い者には六道輪廻の値としては人間から人間へと同じ繰り返しをしなければならないのです。
いわゆる魂の成長が図れない、上手く人生をすり抜けて小細工したかのような人生模様となり、転生の目的が果たせないのです。
自分の都合の良い生き方では無く、真正面から向き合って生きていく事で智慧を得る人生となるのです。
いつか全ての方々が真理を理解して、二度と生まれ変わる事を必要としない世界に次元を上昇させていけば良いと思うのです。