侵略の先にあるもの

過去を遡り、歴史を作ってきた人間は様々な知恵を持ち、文化や習慣、自分の価値を見出してきた。
今やっと人類が一つの方向に向こうとしている時期に来ており、インターネットが世界を繋ぎ、多くの種族や人種が地球上に住む同じ人間として生命がこの世に誕生した時から国境など関係無く、我々が一つの同じ生物から同じ生命の尊さを共有し合える仲間として、これからあるべき人間の真の姿に人類が目覚める時が来ているのです。
歴史的背景から侵略や植民地支配に於ける過去の国家権力から脱皮した我々一個人が尊重される民主主義のあり方が世界を一つに変える原動力となるのです。
しかし、一部の既得権を行使した支配者がいつの時代もエゴイズムやイデオロギーを主張しており、平和的思考など全く理解しない、軍事的圧力による制圧が全てだと思っている権力に溺れた愚かな権力者はいずれ、民衆の平和を第一に考えてはいないことに気付く日が来るのです。
その時、支配者は地位の失墜を身をもって体験する日がやって来るのです。
負の遺産を自ら生んだ事から、常に戦争支配によって得たものは、全て人々の苦しみや悲しみの記憶となり、二度と同じ過ちを犯してはならないと心に刻まれる結果となるのです。
いつの時代、支配をしても支配に反発する人間はおり、人間が人間を支配することは絶対に不可能であるのです。
何世紀にも渡り、国家は帝国として時代を統治してきたが、常に革命家がその時代を変えてきた事は事実として歴史書に残されているのです。
何故、常に革命家が現れるのか?
時代の行き詰まり感やこのままでは1人ひとりの平和な暮らしが何らかの武力や政治的圧力によって民衆の生きる価値を奪う行為からなるレジスタンスへの反旗となるのです。
正しいことの行為や主張すら剥奪してしまう社会主義国家や共産主義国家はどの時代も崩壊しており、武力行使でしか統治をする手段を見出せないでいる、または武力による強制的な統治によって、階級社会が自ずと生まれ、過去の繰り返しを何度も犯してしまう悲しい歴史になるのです。
人間は過去を引きずるからこそ。過去から見出して今を在り方を見出していくのであるが、人間の倫理観を無視した見解によって、自身の立場いわゆる任務遂行の為だけの責務を果たす為の判断でしかないようになってしまっているのです。
多数の人間が一つの独裁思想に支配されているからこそ、暴徒化した国家思想と作り上げており、国家の体制として人権平等や社会平和の理念を掲げる必要が全世界共通で無ければならないのです。
先進国や途上国など人種を壁を越えた、世界統一の考えに至る日が一日でも早く来なければならないのです。
地域によっては生活水準が増し、生活インフラが豊かで、幸せな生活が送れるかもしれないが、自国のみの幸福感、我のみの幸福感だけでは本当の幸せは訪れないのです。
他国を思い、我々が同じ人間として尊重し合う事こそ、互いを不利益な環境を改善する最短の方法なのです。
真の統率者は民衆の意見を尊重して、総合的な判断と実行力を兼ね備えておかなければならないのです。
いずれ過去の歴史も時代と共に風化するが、その風化こそ平和へと変化した証にしなければならないのです。