大統領としての資質

コラム
2022.03.26

もうこれ以上の惨劇を起こすのは止めるようにしなければならない。

ある意味他国への侵略の理由付けを正当化しているだけに過ぎずにあるのです。

では北方領土の問題はどうなるのか?と言う議論にも繋がるのであるが、もともと日本の領土であったものを戦後に無理矢理領土化している事に対して、日本は何度もロシアと武力行使では無く、交渉を行ってきた意味は何であるか?をロシアは理解しなければならないのである。

我々日本は北方領土の返還を武力で侵略すれば良い、死人が出ようが出まいが関係無い、和議が無理ならば実力行使で制圧しても良いと言う理屈になる。

日本は敗戦後、武器を持たない核を持たないと宣言した国家でありますが、今もなお力ずくで何もかも奪っても良い、強いことが全て正しいなどと考えてい、又はまかり通る世界観であって良いのか?

例えばアニメで言うとドラえもんのジャイアンの様なものであっても良いか?なのです。

今の世界風潮を見ても世界がコロナで大打撃を受け、何千万人と言う死者を出し、経済も破綻寸前まで追い詰められている中で、更にこのような侵略を犯す事は、怒りを通り越して、非常に側から見て滑稽、又は独りよがりの悪態をつく無能さを感じるのです。

確かに国土で言えば資源国として天然ガスが豊富で、西側諸国に供給できる資源国であるが故に、上から目線や態度が横柄に見える要素となる傾向は無視出来ない。

しかし、強い弱いの図り方を資源が最良だと考える時代遅れとも取れる国家思想にも繋がりかねない、資源基盤を武器に外交を強気姿勢に保つ事は今の世界秩序や我々が世界規模で目指すリテラシーを理解していないと判断できるのです。

発展途上国も先進国もみんな同じ人間としてこれから共存していく考えに変わっているのです。

だからこそ、国家間の連帯協調姿勢がどこまでも問われてしまい、一部独裁者の考えが浮き彫りになり、社会秩序に欠く人物として敬遠や孤立と言った可哀想な人になる…いわゆる世界秩序を目指そうとみんなが助け合っているのに1人だけ空気の違う事を行い、みんなから嫌がられるみたいな…憎まれっ子世に憚る…まさにこのことわざが当てはまるのです。

自分の力に自負して周りが見えなくなってしまった状態こそ、国の運営維持に支障をきたしてしまう致命的な国家思想なのです。

武力行使ほど愚かな策であり、話し合い和議を基軸に和平交渉、いわゆる大人の対応ができるか否かなのであり、地団駄を踏んだ大人みたいでありとても滑稽に映るのです。

ウクライナとの数度の話し合いでは無く、単なる要望を突きつけているだけの話し合いに過ぎず、歩み寄る姿勢すら見えないのは、単にジャイアンなのです(笑)

みかん箱の上に立って無理矢理、歌を聴け!と言っているような話し合いなのです。

自国民までもレジスタンスになり、戦争反対する者は人間の生命まで奪う必要があるのか?もっと違う方法で話し合いはできないのか?を問うている訳なのです。

ロシア側の思惑や言い分があるならば、武力行使はせず、交渉や外交を駆使したものが当然の行いなのです。

関係無い人間の生命を無視したような侵略方法に自国民は疑義を唱えているのです。

まずは大切な生命の絶対保証が前提としての国家間のやり取りでなければならないのです。

ですから日本は北方領土問題に対して外交策として何度も大統領と面談して返還交渉をしてきたことは全てロシア側からすれば単なる上っ面だけの対応だったのか?と裏切りさえ憤りとして受け止めてしまうのです。

本当ならば世界は歩み寄り姿勢として民衆の意見が1番とする平和措置を目的とした、国家思想でなければならないのです。

それが大統領として必要な資質なのです。

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