肉体に宿る意識の解脱

社会はいつも人の感情から流動していくものであり、一貫性のあるものでは無い社会なのです。
人間は常に感情が移り変わり先程まで言っていた内容を一瞬にして翻してしまう程、人間の心は自分自身の都合の良いものに変えてしまうものなのです。
それは感情として現れ、瞬時に目に映ったものや音で感じたもの、肌触りの感触、匂い、味わった五感の感情で認識して自分の性格とすり合わせて評価や感想と言った自己解析に至る訳なのです。
人間とは肉体に感情を乗せて今ある現実に対して反応する為に機能させるものであるのです。
ここで肉体とは何の為に必要な役割なのか?を考えさせられるのです。
肉体が無ければ感情を変化移動させる事が出来なくなるのです。
感情を変化移動させる為には何らかの神経から繋がる喜怒哀楽を担う肉体装置が必要なのです。
それが魂が宿った肉体であれば感情を表現する事も出来ますし、それを通じて相手に対して伝える事も出来るのです。
肉体の役割は五感を感じさせる為に無くてはならないものであり、肉体を無くした状態では常に意識は一時の感情に支配され続け、最後に肉体を無くした状態のまま感情が保留し続けてしまうのです。
まさに幽霊などは肉体を離れる際の最後の感情が常に3次元に依存し続けてしまう現象なのです。
たまに動画投稿にて人形が動いたとか変なものが写ったなどの現象はまさに意識だけが3次元に依存や執着したものが写った状態なのだと解釈できます。
肉体から離れた感情や意識は何故3次元に依存するのでしょうか?仏教では108つの煩悩があり解脱する事で悟りに至ると言われていますが、悟りとは一切の欲望を脱ぎ捨てた不必要な感情を持つ事すら無意味な状態だと説明しているのです。
肉体を持つと常に比較対象が世の中に溢れかえっています。自分が不完全だと勝手に認識してしまい更なる比較対象に対して自身の欲求を満たそうとする意識が働き妬みや嫉妬と言うネガティブな感情に支配され続けるのです。
あの人はとても綺麗で羨ましいとか、あの人はお金持ちだから羨ましいなど、自分を重ね合わせる感情が意識に連動され常に欲望に支配され続けてしまうのです。
逆に欲望があるから成長意欲として自分の今の状態から抜け出したいと努力する意識が芽生える要因に変わるのです。
妬みや嫉妬に支配されるのは自分がそのようになりたいと言う努力を怠っている証拠なのです。
お金持ちになりたいならば何故その人がお金持ちになれたか?を研究しなければならないのです。
お金持ちの思考や性質、行動などを理解出来ればお金持ちになる可能性が生まれてくるのです。
皆さん肉体を持つ意味はとても深いなと感じませんか?
意識を変化させることにより魂に記憶にさせてきた経験値を更にバージョンアップさせて高度な意識に成長させる為に必要な肉体装置だと認識出来るのです。
そうなれば肉体を作る遺伝子もまた我々が生まれる際の意識や性質に類似したものかが問われてきますが、肉体は意識体と表裏一体と言う事になるのです。
しかし肉体が意識体を選別する事は無く意識体が肉体を選び、転生する際に自ずと選んで入り込める成長要素のある肉体を選別する事が出来るとも解釈出来るのです。
肉体を持っている期間は常に経験を積む為に必要な仮の自分の姿として捉えれば、毎日起こる辛い出来事や嫌な思いもこの肉体を通じて人生経験を積ませてもらっているのだと感謝出来るのです。
この感謝こそ肉体を持たせて生まれてきた意味に変わるのです。社員共有より