日本で生まれて幸運な理由

日本に我々が生まれてきた事はとても幸運な出来事なのです。世界の人口は約78億人が地球上に存在しており、日本人口は1億2000万人存在しているのです。
78人に1人が日本人であるが仮に転生すること際に何処の国が良いか?
この魂に相応しい国や地域、家族構成に合わせた設定をしたならば過酷な国、サハラ砂漠に住む遊牧民の息子として誕生させようか…または治安が良く安心して暮らせる国で、尚且つ普通に暮らせる家庭から産まれて来るような環境なのか…など様々な状況に対して、日本は後者である場合の環境に近い家庭は多いかもしれない。
しかし、日本も年々歴史的文化や習慣が幸せの根底となったものへの認識が薄らいでしまっているようにも思う。
日本に生まれてきた意味として幸運と言えることは神様や仏様を祀る、敬う文化や歴史がある事が幸運なのです。
日本は、歴史的には日本書紀や古事記など2000年程前より日本神話が生まれており、この物語から今の全国の神社の逸話が生まれており、御祭神として今も脈々と受け継がれてきているのである。
それらの神々は八百万の神々が全国に鎮座しており、日本の天皇の祖先とも言える代表神が天照大御神なのであります。
三重県伊勢市にある伊勢神宮に祀られており、内宮と外宮の二箇所の神社を拠点として全国の家庭に祀られているのであります。
伊勢神宮の内宮には先程も言いました天照大御神が鎮座しており、日本の太陽神、最高神として日本の天皇が崇敬する由緒ある存在なのです。
また外宮には天照大御神の身の周りをお世話をする作物の神様、豊受大御神が鎮座されており五穀豊穣の神として我々を見守っていらっしゃるのです。
そして全国には天照大御神を筆頭に様々な力いわゆるご利益を頂ける神様がいらっしゃるのである。
各都道府県の地域には一之宮と言う区分けされた神社があり、大阪府では摂津一之宮神社とか奈良県一之宮の大神神社、岐阜県の一之宮は南宮大社、愛知県にある真清田神社と言うようにある一定のエリアを管轄する大社があるのです。
その一之宮からまた細分化されて我々が住んでいる地元の神社を氏神と言う我々が住む近くの神社の事を指すのです。
今、昔ほど神棚を祀り生活に密着した、家庭には神棚が当たり前の様にあった存在が少なくなっていると感じるのであります。
確かに年始の初詣には全国の方々が縁起を担ぎ、新年一年を無事に過ごせるように守って欲しいと言う願いからのお陰信仰だけになりがちなのであります。
確かに私も毎日神棚や神様に意識を向けて、今ある問題や想いを祝詞と共にお伝えしますが、単に欲望が一人歩きしたような感じとならず、神様が我々の心のより何処となる存在として認識しなければならないのです。
もし神棚をお祀りするのであれば、神棚には天照大御神のお札、崇敬したい神社のお札(例えば商売繁盛ならば西宮戎神社など)そして自身が住んでいる近くの氏神様のお札と3枚を神棚にお祀りして毎日朝に手を合わせて今日の無事を祈るのが習慣とされているのであります。
神を信仰しなさいと言っている訳では無く、単に願いだけではない心を豊かにする存在として神社があり、受験や子宝、縁結び、子孫繁栄、商売繁盛などの願掛けをして自身に安心を担保する為の明日への活力となるのです。
もし叶わなかった願いであっても、神様に願いを込めてから、日々を夢に向かって取り組んだ成果は失敗で終わったとしても何らかの経験や気付きとなり、また新たな世界観を見出すきっかけに形変わるので、神社に行く事や願いを込めて参拝する事は非常に良い行いであると感じるのです。
私は僧侶でもありますが神仏習合時代もあり、全て神様や仏様を祀る事は心の支えとなり、人生を力強く生きる糧になるのであります。
僧侶が神社参拝はしてはいけない理由なども無いのですし、強いて言えば僧侶は心の苦しみから抜け出せるように全国民が幸せになる世界に導いて欲しいと願掛けする事を行いながら、阿弥陀如来様に対して心の悟りを目指していくようにすれば、欲望では無い、真の人間らしい生き方へと発展するものと考えるのです。
自身の願いと自身の抑制が相互関係のバランスをとっている役割、陰と陽になる調和の取れた心の状態を神社は陽、仏閣は陰を示しているのです。
先人が何千年と後世に伝えてきた事は紛れも無くその当時の人達の心を表しており、時代が変わっても人間の本質となる神や仏にすがる想いは同じなのであります。
宗教をしなさいの話では無く、万国共通に人々は何らかの心の依存する場所が無ければ生きる事は出来ないのです。
まさに神社参拝は自然に感謝する、地球に感謝しているのと同じ心の依存した行為なのであり、毎日が平和であり豊かに暮らせる毎日である事を皆さんは神社で願っているわけなのです。
この様な理由から日本に生まれてきた事は他の国よりも繊細で行儀良く、精神性の高い民族であると言う意味では幸運であると言いたいのである。
これからの時代は物質の豊かさよりも人は精神の豊かさを求めていく時代になるからこそ我々も日々の労働に対して前向きに取り組み、自分の置かれている立場や資質を客観視しながら円滑で協力した職場を目指していく事が精神の豊かさを創り上げるきっかけになるのです。社員共有より