意識から始まる地震の備え

熊本地震から早5年の歳月が経ちましたが、地域の復興はなされていても完全なる街の現状は未だ傷跡を残しています。
北米プレート、ユーラシアプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートにが重なり合った場所に日本列島があり、日本海溝、駿河トラフ、南海トラフ、相模トラフと言う海中に深い谷ががあり、陸のプレートとが摩擦によって地震を発生させているのです。
この海中の溝のズレや歪み摩擦が限界に達した際に大きな揺れが起こり我々の地上にまで衝撃が伝わってくるのです。
地震の予兆で地震雲や電磁波の異常、動物の異常行動などでも察知出来るのですが、人間が理解出来る範囲には限りがあるのです。
今も日本列島の地震調査や予測研究などが専門家によって進められていますが、最近では南海トラフ地震がこの数十年以内には必ず起こるとも言われているのです。
南海トラフ地震では甚大な被害が出るとも言われており100年に一度の周期から今後の備えが必要とも言われているのです。
地震に対する備えが必要となりライフライン断絶の際の対策も講じておかなければ、いざと言う時に対処が出来ないのです。
まずは災害や防災グッズを備えておく事が必要であり、備蓄品として水や缶詰類などの食料も賞味期限が通常のものより長い専用のコーナーがホームセンターなどに最近は設けられています。
備えはある程度想定しておいた方が良いのですが、実際被害に遭うと想定外の被害状況に陥り、迅速且つ適正な判断が出来ない可能性はあるのです。
パニック状態に陥ってしまいどのようにして回避するかを老若男女に対して指示をして避難する仕組みまでは浸透されていないのです。
まずは自分の生命を守るようにする為の日頃の心の準備をしておく事から始めておき、次に地震があった際の事を想定した避難場所の確認や遭遇した場合に必要な備蓄品や装備品を置いておく事も必要かとは思うのです。
最近ではキャンピングカーなど移動式の車で車中泊を楽しむ方やキャンプなど自然派アウトドアなど趣味にされている方などは有効であるかと思います。
しかし最低限の装備は必要であり非常時の際の想定はしておいた方が良いと考えられます。
南海トラフ地震は静岡から九州まで達する長い断層からなる歪みがプレート同士の反動によってバネの様な反作用で弾性力が働くように日増しに力が溜まっていくのです。
耐えきれず反対側に押し戻した際の衝撃が地上にまで駆け上がり地上物に対しての振動が働き耐震性の弱い建物や地盤の緩い箇所に亀裂が入ってしまうのです。
耐震性への基準が年々強化され、既存の建物にも耐震技術を投入するような仕組みもあり住まいにも少しずつ投入する必要があるのではないかとつくづく思うのです。
我々は毎日の生活の中で学ばなくてはならない出来事が昨今特にあり、見えないウイルスへの対策や地震、台風、火災、防犯など防災への意識は今まで以上に考えなくてはならないと熊本地震の記憶を通じて多々感じる事は多いかと思います。
自身のライフスタイルは自分で考え備えるなり対策は講じておかなくてはなりませんが、生命を担保する意味で必要な知識だけでも留めておく必要があり、余裕があるならば周りへの啓発にも繋げていくように心掛けて頂きたいと思います。社員共有より